36歳女名前も知らないお客様から伝えられ高岡神社でお祓いして頂く

それは、約10年前のことです。私がクジラの資料館で勤めていたときのことでした。その資料館は道の駅やレストランとも隣接しており、年中たくさんのお客様がお越しくださるような場所でした。そんな中、広島からこられたというお客さまに「すみません、変なことをお聞きしてもいいですか?もしや、あなた昭和57年生まれの九紫火星さんではないですか?」と声をかけられたのです。「はい、そうですけど‥」というと、その方は心底ホッとした様子で、「お会い出来て本当に良かった!あなたに伝えたいことがあります。これから1ヶ月以内に真西にある神社仏閣でお祓いをしてもらってください。どこでも大丈夫です。僕はそれを伝えに来ました」と言って、帰っていかれました。今思えば、どこの誰で、何のお告げで、と気になりますが、その時はその方の喜ばれる様子を見るだけしかできませんでした。その後、日々に追われ忘れてしまいそうになってしまいましたが、当時仲の良かった友達と会う約束になったとき、お祓いのことを思い出したのです。それは秋の紅葉時期でした。友達にもお祓いをした方がいいと言われたことを話し、真西の方向に行くことに賛成してもらいました。近くに良い温泉宿もあったので、泊まりで行くことにしました。地図の上にサシを置いて、真西を調べると、とても良い神社があったので、そこに予約をしてお供えものなどの準備をしました。親にも言いづらく、でも1人でお祓いの準備をするなんて初めてだったので、本当にこれで良いのかな?という気持ちでした。
当日、友達と車で訪ねました。神主さんに「お連れ様もご一緒にどうぞ」とお声をかけて頂き、私も良かったら一緒に、と伝えましたが、友達は遠慮したのか外で待つことになりました。お祓い中も何をしたら良いのか分からず、不思議な気持ちで座っていました。太鼓の音や神主さんのお言葉を40分ほど聞いて終わりました。丁寧にお礼を伝え、友達と一緒に温泉に向かいました。その後は蕎麦打ちをしたり、温泉に何回も入ったり、楽しい時間を過ごしました。友達の就職も決まった頃で、お祝いをしたりもしました。
その後、私は結婚し、職場を退社。新しい生活にまだ慣れぬ頃、友達が交通事故で亡くなりました。身体の真が冷え切るほどショックで立ち直るのに時間がかかりましたが、ふと最後に友達といった旅行のことを思い出しました。あの時、一緒にお祓いを受けていたなら、どうなっていただろう。友達の死は、本当は私の死では無かったのか。付き合わせてしまったことがいけなかったのでは。。そのことがずっと後悔の気持ちとして私の中にあります。
広島から来てくれたお客様。大好きだった友達。そして不思議なお告げ。世の中は色んな力が働いているのだなと思います。生かされている今の私の命を尊み、感謝し、自分のできることを精一杯やっていこうと思っています。ありのままに受け止めつつ。