除霊をお願いした人に聞いてみた!
元カノ略奪愛で自殺した若い男性の情念を除霊してもらった話
私は今、47歳です。もう20年前のお話です。霊などあまり信じない人間でしたが、信じるきっかけがありましたので、ここでご紹介させていただきます。
こちらの文章は、遊び半分で書いているわけではなく、本当にあった話です。
なぜ除霊をしたのか?それは昔の友人の結婚式の二次会にさかのぼります。
友人は小学生のころから、運動神経抜群、バレンタインでは袋いっぱいにチョコをもらう。勉強もできて、リーダーシップもあり、とても魅力的な人間でした。
その友人をかりにMとしましょう。Mは、勉強はできたのですが、中学時代に非行にはしり、暴走族に。その流れでナンパしたひとつ年上の素敵な女性Tと出会いました。
美男・美女のカップルで、20歳で結婚。友人と地元の仲間が仕事が終わるとよく週末にその愛の巣にあつまって酒盛りをしました。
若いですし、やんちゃですし、酒の勢いもあり、ワイワイやっているとMの奥さんは深夜2時ころにたいてい不機嫌になります。
「なんだよー、また来たのかよー」
そういうと、まどのほうをじっと睨んで威嚇するMの奥さん。
「何かいるの?」と私が聞くと、もうその部屋には老人の霊がたくさんあつまっているというのです。
ひとり、ふたりと、若者が楽しく語らっている雰囲気に引き寄せられて例のたまり場所になる。そんな風にいってましたね。
友人Mはまじめに働いて、貯金をし、その2年後に結婚式をあげました。その二次会のときです。
夏の蒸し暑い日でしたが、二次会の会場のカラオケボックスにはいると、とても寒気がしました。冷房が効きすぎているのかな?そんな風に思うくらい、奇妙な寒気を感じていたのをおぼえています。
お洒落にきかざった20代前半の若者が15人くらい、部屋にはいったその時でしょうか。突然、一番おくの電機がちかちかして、電球がきれてしまいました。
店員さんに言って、変えてもらって、30分くらいたったころ、また同じところで電球が5-6回ちかちかして、今度はバチンという大きな音をたてて電球が切れてしまいました。
なんか不気味で、みんなが「きゃー」というと花嫁であるMの奥さんは
「おい、来るなよ」「あっちいけよ」
とがんをつけながら、電球のしたのあたりを睨みつけました。
そこに何かいるの?
僕がそのように聞くとひとこと、
「そこで、さっきから正座してすわってこっちをにらみつけているやつがいる」
「ただそいつの首は折れていて、顔あけ向こうみてるんだけどね?
結婚式の二次会という晴れの舞台で、このような気味の悪い体験をさせてしまったのは、実は僕に原因があります。
結婚式の二次会に僕も彼女をつれていたのですが、略奪愛でした。幼馴染みどうしの恋愛をひきさき、奪った私に対し、長い恨みのこもった手紙を送りつけて来たのが私の彼女の元彼でした。
その後、彼は自殺したそうです。橋の上から30メートルしたの河原に頭からおちて、首の骨を折って死んでしまったときいています。
正座をしてこっちをみている(首はむこうをむいている)霊にその後、悩まされた私は、愛知県の有名な除霊師に除霊してもらいました。
除霊している部屋のガラスに鳥がぶつかってくるなど、変なことがおこりながらも、その後は霊障などはおこっていません。
霊など信じませんでしたが、やはり私たちの知らない世界はあるのかもしれません。